習主席は、「今年は両国の国交樹立65周年に当たり、中国・モンゴル友好交流年でもある。双方は盛大に記念イベントを催し、両国と両国人民の間に大きな反響を巻き起こした。両国関係は好ましい発展の勢いを見せている」と述べました。

　さらに、「中国とモンゴルは経済の相互補完性が大きく、モンゴルとの協力は互恵共栄の原則を堅持している。中国は鉱産資源の開発・インフラ施設の建設・金融協力の『三位一体・統合推進』の原則を堅持しながら、モンゴルとの相互連携や意思疎通を強化し、シルクロード経済帯の建設を契機に両国の協力拡大を図ると共に、力のある中国企業のモンゴルへの投資・起業を奨励していく」と述べました。

　これに対し、エルベグドルジ大統領は中国からの配慮に感謝の意を伝え、台湾問題やチベット問題において引き続き断固として中国を支持するとの立場を表明しました。さらに、「双方の共通認識や合意を適切に実施し、鉱産・電力・インフラ建設などの分野で協力を強化し、世界と地域の問題において中国との意思疎通と交流を強化し、アジア信頼醸成措置会議上海サミットの成功を祝福する」と期待を寄せました。（05／19　Lin、大野）