中国海軍の呉勝利司令官は22日、中国山東省青島で開催中の第14回西太平洋海軍シンポジウムで基調講演を行い、「海上での争いは平和的な手段での解決を堅持すべきだ」と強調しました。
呉司令官は、「平和は貴重なものだ。われわれは地域の安全と安定を脅かす極端な行動は避けるべきだ。中国海軍は国の平和発展の理念を揺らぐことなく実行し、各国の海軍と共に地域の平和と安定を守っていきたい」と述べました。
また、最近のマレーシア航空機の失踪事件と韓国の旅客船沈没事故を受け、呉司令官は、「こうした重大な事故に臨んで、海軍が救援活動でいかに協力するかという大きな課題が改めて浮かび上がってきた」としたうえで、「このシンポジウムの枠組みを生かし、海上災害緊急救助の仕組みを整備すべきだ。同時に、人道救援協力プロジェクトをつくり、救援活動に投入される海軍の兵力や指揮、物資の輸送、医療衛生対策などを検討し、積極的に多国間で演習を展開する必要がある」との考えを示しました。(鵬、大野)暮らし・経済へ
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