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 王外相、「中国は地域の安定を維持」

2014-04-14 19:49:41     cri    

 中国とドイツの外相級戦略対話が14日行われ、終了後に両国外相が共同記者会見を開きました。中国の王毅外相は、中国の周辺情勢について記者の質問に答えました。

 王外相は、「中国と隣国の関係は全体的には良好で、互いの協力は絶えず深まり、中国の発展は引続き隣国に大きなチャンスと利益をもたらしている。同時に、東アジアの情勢は全体的に安定しており、東アジアは依然として世界で発展スピードが最も早く、最も潜在力がある地域だ。このことに、この地域のどの国も賛同するだろう。私たちは、一部の争議と意見の食い違いが中国と隣国の友好協力の大局やこの地域の安定した発展に影響を与えることを避けるべきだ」と述べました。

 その上で王外相は、「この地域に存在する争議は最近生じた新たな問題ではない。最近エスカレートしているのは、一部の当事国が中国と過去に得た共通認識に背き、挑発的な行動をしているためだ。これは賢明な行動ではなく、問題解決にも役立たない。更には自分の首をしめているようなものだ。実際、これらの国が過ちを正し、過去に得た共通認識を改めて尊重し、当事国同士が直接交渉を再開させることができれば、最終的に争議を解決できる可能性がある。中国はこれに誠意を示し、対話と交渉の門を常に開けている」と話しました。

 また、王外相は「この地域の各国と国際社会は、全面的、客観的、公正に現状を認識しなければならない。一部だけに注目したり、脇から火に油を注いで状況を悪化させてはいけない。とりわけこの地域において重要な影響がある地域外の大国は、自分の言行に注意しなければならない。誤った判断や一部を無闇に庇うことは、自国の顔に泥を塗ることになるうえ、地域の情勢に混乱を招くことになる」と指摘しました。

 更に王外相は、「習近平主席は去年開かれた周辺外交に関する活動座談会において、『親、誠、恵、容』の重要理念を打ち出した。また、李克強首相もこのほど閉幕したボアオ・アジアフォーラムで、中国はアジアの国家と共に利益共同体と運命共同体、責任共同体を築くべきだと強調した。中国は昨年からシルクロード経済帯と21世紀海上シルクロードなどの重要協力を提案してきた。これらは、絶えず隣国と友好的に接するということが、中国の周辺外交政策目標であることを充分示している。中国は地域の経済成長を推し進める主要エンジンであると同時に、地域の平和と安定を断固として守る者でもある。私たちは国際社会と手を携え、東アジア、そしてアジア全体に平和で美しい未来があることを信じている」と述べました。(劉叡、高橋)

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