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 <ボアオ・アジア・フォーラム>李首相、平和・繁栄・開放のアジアを

2014-04-10 14:37:39     cri    

 中国の李克強首相は10日にボアオ・アジアフォーラム2014年度年次総会の開幕式で、アジアの利益共同体と運命共同体及び責任のある共同体という3つの共同体の構築を提案しました。

 利益共同体について、李首相は「アジア国家は引き続きともに努力し、相互間の経済補完性を経済発展の牽引力にし、共通の利益が存在する分野を拡大し、互恵共栄の局面を実現すべきだ」と述べました。

 また運命共同体について、「本地域の共同発展を実現することの根本は、経済の融合である。アジアの美しい未来を建設することは、関係諸国の自らの発展と共同進歩にかかっている」と示した上で、「中国は関係諸国とともに、中国・バングラデシュ・インド・ミャンマー経済回廊、中国・パキスタン経済回廊、中国・ASEAN自由貿易エリアのレベルアップ、『シルクロード経済圏』及び『21世紀海上シルクロード』など重要プロジェクトを推進していきたい」と表明しました。

 さらに責任のある共同体について、「各国は安全面での対話と交渉を推し進め、災害防止や海上救援、反テロリズム、越境犯罪の取締りなどの分野での協力を強め、アジア地域安全協力枠組みの構築について積極的に討議すべきだ」と強調しました。

 このほか李首相は「中国は引き続き平和発展の道を歩み、善隣友好の外交政策を堅持するとともに、主権と領土保全を守る意志は揺るがず、平和的な手段による食違いの解決も同様に明確だ」と述べ中国の立場を表明しました。

 また南海問題について、李首相は「海上協力を強化する積極的な行動を出来る限り支持するが、本海域の平和と安定を破壊する挑発的な行為に対しては直ちに対応する」と指摘しました。そのうえで「南海の平和と安定は中国を含む周辺諸国の利益に合致している。中国は『南海各方面行動宣言』枠組みの下で、『南海行動規範(COC)』の協議の交渉を推し進め、共同で南海の平和と安定、及び自由航行を守っていきたい」と述べました。(万、吉野)暮らし・経済へ

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