中国外務省の洪磊報道官は9日、定例記者会見で「李克強首相は中国の招きに応じて、ボアオ・アジアフォーラムの2014年度総会に出席するパキスタンのシャリーフ首相と会談を行う。双方は両国関係や、共に関心を寄せる議題について意見を交わす予定だ」と発表しました。

　記者から「李克強首相が10日、ボアオ・アジアフォーラムの期間中、シャリーフ首相と会談する際、どういう議題をめぐって討議するか」という質問が出ました。

　これについて、洪報道官は「9日から11日にかけて、シャリーフ首相はボアオ・アジアフォーラムの2014年度総会に出席する。この期間中、李首相はシャリーフ首相と両国関係やともに関心を寄せる問題について意見を交わす。中国は適時、関連情報を発表する」としました。

　洪報道官はまた「パキスタンは中国にとって重要な隣国で戦略的な協力パートナーでもある。最近は、両国関係発展の勢いが強い。去年は両国首相の相互訪問が実現し、中国・パキスタン経済回廊などの実務協力は重要な進展を遂げた。今年2月にフセイン大統領が中国を訪問した際、双方は戦略協力と実務協力の強化や、中国・パキスタン運命共同体の構築などについて共通認識に達した。両首相の会談を通じて、両国の伝統的な友情を深め、実務協力がさらに広ることを信じている」と述べました。（Yin、高橋）