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 南京大虐殺を誤謬する企みは水泡に帰す

2014-04-04 11:29:43     cri    

 中国の習近平国家主席はドイツ訪問中に演説を行い、中国に対する日本の侵略歴史や南京大虐殺に触れました。これに対し、日本の菅義偉内閣官房長官は公然と抗議しました。中国の学者は、「日本による南京大虐殺は国際法に背いた残虐行為だ。歴史的資料や証拠は山ほどあり、何の疑いもない。侵略の歴史を美化し、人権侵害の悪行を覆い隠そうとする、日本の企みは必ず水泡に帰す」と語りました。

 中国の習近平国家主席は3月28日、ドイツでの演説で南京大虐殺の歴史に触れました。これに対し、日本の菅官房長官は「日本政府は、南京で旧日本軍が殺傷や略奪をしたことは否定していないが、人数についてはさまざまな意見があり、断定はしてはいない」と述べ、習主席の発言を「非生産的だ」と批判しました。

 これを受け、中国外務所の洪磊報道官は「習主席が、この歴史に言及したのは、歴史の教訓を決して忘れず、人類の正義と平和を守る重要さを強調するためだ。日本は侵略の歴史を正しく認識し、真剣に対応してほしい」と述べ、日本側の無礼な態度に強烈な不満と抗議を表しました。

 また、中国第二歴史資料館の馬振犓副館長は「南京大虐殺は第二次世界大戦の終戦後、東京裁判(極東国際軍事裁判)と南京裁判(南京戦犯軍事法廷)で認定され、主犯の松井石根、谷寿夫らは裁判で、有罪となった。歴史における結論であり、法的な決定による事実であり、戦後の日本政府も2つの裁判結果を認めた」と強調しました。。

 また、南京大虐殺で被害者となった人数について、馬副館長は「南京軍事裁判で統計された中国人被害者は30万人で、東京裁判で判定された中国人被害者は20万人以上である。これは歴史の結論であり、世に認められている。日本政府による、いわゆる、『人数については様々な意見があり、断定していない』との発言は、下心を持つものだ」と語りました。

 また、日本の安倍晋三首相をはじめとする日本国内の右翼勢力による侵略の歴史の否定や美化する誤った言動について、南京大学歴史学部の教授で同大学南京大虐殺研究所の張憲文所長は「このような言動は歴史に対し無責任で、日本国民と中国人民に対しても無責任だ。一国のリーダーとしての言論は、自国の国民や歴史に対し、責任を負うべきだ」と語りました。(04/03 Lin、山下)暮らし・経済へ

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