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 中国外務省、南海問題巡るフィリピンの提訴を非難

2014-03-31 10:16:51     cri    

 中国外務省の洪磊報道官は30日、南海の領有権問題をめぐり、フィリピンが仲裁裁判所に提訴したことについて、記者の質問に答えました。

 洪磊報道官は「南海問題に関する中国の立場は明確で一貫したものであり、南沙諸島及び、その附近にある海域に対して争う余地のない主権を保有している」と改めて主張しました。フィリピンが同日、仲裁裁判所に提訴したことについて、「南海の領有権をめぐる、フィリピンの国際仲裁裁判所への提訴は受け入れないと、数回にわたって表明してきた。この立場は変わらない。島嶼の領有権をめぐる争いや、海域の境界線画定などについては、中国は当事国との直接協議によって、紛争を解決することを堅持している。これは、中国とASEAN諸国が調印した『南海各方面行動宣言』に明確に定められている。中国とフィリピンが二国間文書で達したコンセンサスでもある。フィリピンは自らの確約を履行する義務がある」と述べました。

 また、洪磊報道官は「フィリピンがその訴状をいかに正当化しても、中国との争いの直接的な理由は、フィリピンが中国南海の一部の島嶼を不法占有したことにある。問題の本質は、島嶼の領有権及び海域画定を巡る紛争だ」と指摘しました。さらに、両国が数回にわたって確認したコンセンサスと、『南海各方面行動宣言』を全面的かつ効果的に実施し、交渉を通じて紛争を解決するという正しい軌道に戻るよう、フィリピン側を促しました。(ZHL、山下)

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