中国空軍の軍用機は27日、オーストラリアが手配した墜落の可能性があるとされた海域でマレーシア航空機を捜索していました。任務海域の気象条件により、一時軍用機は濃い雲の中でも捜索していましたが、オーストラリア側の要求にしたがって当日の捜索を繰り上げて終了しました。

　科学調査船「雪竜」号は27日に、墜落の可能性があるとされた海域にすでに到着した貨物船と合流し、視界の悪い中、海上で捜索を続けました。

　タイ地理情報・宇宙技術開発機関は27日に公式サイトで、同国の地球観測衛星が捉えたインド洋南部に浮遊する物体の衛星画像を公開しました。浮遊物はオーストラリア・パースから約2700キロ離れた海域で発見され、マレーシア航空機と関連性があるとしています。

　また、日本の内閣情報調査室によりますと、日本の情報収集衛星が26日に不明機の残骸とみられる浮遊物約10個を発見したということです。（ZHL、吉野）暮らし・経済へ