中国の習近平国家主席は現地時間の25日の夜フランスに到着し、フランスに対する公式訪問を始めます。これは習氏が国家主席に就任して以来初のフランス訪問となります。今年は中国とフランス国交樹立50周年にあたり、今回の訪問は重大な意義があるとみられています。

　習主席の訪仏に先立ち、フランス駐在の翟雋中国大使が記者のインタビューに答え、「2014年は中国とフランス国交樹立50周年にあたり、双方は政治、文化、科学技術などの分野で400以上の祝賀イベントを行う」と述べたほか、習主席の今回のフランス訪問についていくつかの特徴を挙げました。

　第一に、歴史を回顧すること。訪問期間中、習主席はリヨンにある中仏大学の旧跡を見学し、シャルル・ド・ゴール基金会の友好関係者と会談する予定です。第二に、未来志向であること。両国首脳は国交樹立50周年の記念大会に出席し、中仏関係の今後の発展について談話を発表します。第三に、友情を深めること。両国首脳はヴェルサイユ宮殿で国交樹立50周年の記念コンサートに出席し、オランド大統領は習主席夫妻のために歓迎レセプションを行うということです。

　翟大使はまた、「これらのイベントを通じて、両国首脳は過去50年の中仏関係を振り返り、ともに両国関係の未来を計画する。これは歴史的意義のある訪問で、中国とフランスの全面的戦略パートナーシップの推進を図っていくだろう」と語りました。（03/25　Lin、吉野）