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　ウクライナのクリミア自治共和国が自らの立場を決める住民投票が、現地時間16日午前8時（北京時間午後2時）に正式に始まりました。終了は現地時間、同日夜8時の予定です。投票の最終結果は17日に公表される見通しです。

　住民投票で問いかけているのは以下の２つです。

　① ロシア連邦の主体的権利を享受することを踏まえた上で、クリミアはロシアに再度編入することに賛成するか。

　② 1992年憲法を復活させ、クリミア共和国はウクライナの一部であることに賛成するか。

　クリミア議会は、6日にクリミアが主体的にロシア連邦に編入する決議を採択し、クリミアの立場を決める住民投票を30日から16日に前倒しして実施することを決めました。これを受け、ウクライナ当局は直ちに、クリミア議会の決議が不法なものだと宣言しました。アメリカ、ドイツ、フランスなどからなる7か国グループ（G7）は声明を発表し、クリミアの住民投票は法的効力のないものとし、投票の結果を認めないとしています。一方、ロシアは住民投票に対して理解を示し、クリミア人民の選択を尊重すると表明しています。（Yan、高橋）国際・交流へ