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 <不明機>中国外務省、マレーシア大使と緊急会見

2014-03-16 15:31:26     cri    


 中国外務省の謝杭生次官は15日午後、駐中国のサルディン・マレーシア大使と緊急会見を行いました。謝次官は、「マレーシアが15日発表した消息不明の航空機に関する情報に中国政府は高い関心を寄せている。私たちは緊急会議を開き検討した結果、マレーシアに対し捜索を強化し、捜索救助の配置について中国側と密接に連絡を取り、中国にあらゆる方面の正確な情報を提供するよう促すことを決めた。不明機の消息は未だに解らず、乗客の家族は非常に心配している。マレーシアは責任をもって、家族に対応するべきだ。15日の夜に出発した中国が派遣した技術チームが、マレーシア政府の連合作業チームに加わる。マレーシアは、最大限の支援と協力を提供して欲しい」と述べました。

 サルディン・マレーシア大使は、「マレーシアは中国側の要求に理解を示す。引き続き捜索救助と家族の対応に全力で当たり、中国側の作業チームを援助する」と話しました。

 また、この日捜索活動に当っている関連国がそれぞれの状況を発表しました。

 4日間に渡って国際捜索救助を行ってきたブルネイ海軍艦艇は15日、ブルネイ付近の海域で引続き巡視捜索活動を行いましたが、関連するものは発見されていないということです。ブルネイ国防省は、「捜索救助活動以外に、ブルネイの民間航空部門も事態の行方に注目し、マレーシア側と情報交換を行ってきた」としています。

 インドネシア捜索救助センターの関係者は15日、「インドネシアの捜索救助活動で、手がかりとなるものは発見されていない」と話しました。インドネシア空軍の報道官は取材を受けた際に、「インドネシアの海軍と空軍は10日からマラッカ海峡海域で合同捜索を行ってきた。現在までに航空機関連のものは発見されていない。また、他の地域での捜索も成果はない」と述べました。

 アンダマン諸島のポートブレアに駐屯するインド海軍の指揮官は15日、「インド海軍と空軍の航空機と船舶、海岸警備隊は、アンダマン海域とベンガル湾で広範囲にわたり捜索してきたが、いかなる痕跡もなかった。捜索活動は引続き行う」と発表しました。

 バングラディッシュ国防省は15日、「バングラディッシュは15日から2隻の船舶と巡視用の航空機2機を派遣し、捜索救助活動に参加する。べンガル湾とその周辺から捜索をはじめ、必要があれば更に地域を広げていく」と声明を発表しました。また、バングラディッシュの政府関係者は、捜索救助活動に期限はないとしています。

 ベトナム人民軍の副参謀総長は15日、ベトナム国家捜索救助委員会で記者会見し、「マレーシアがベトナム海域での捜索活動を打ち切ることを踏まえ、ベトナムは消息不明のマレーシア航空機のベトナム海域での捜索打ち切りを決定した。ベトナムは、ベトナム海域で捜索している全ての国にこのことを通知する。ベトナム国防相と人民軍参謀総長は、捜索の要請があれば、われわれは、すぐに捜索活動に参加することに同意している」と述べました。(劉叡、高橋)

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