中国の李克強首相は13日夜、ポーランドのトゥスク首相の要請を受け電話会談を行いました。

　トゥスク首相はまず、マレーシア航空機が消息を絶ったことについて中国に見舞いの意を表し、李首相は感謝した上で、「中国は関係諸国と緊密に協力して捜索を強化している」と述べました。

　李首相は、「中国はポーランドとの関係を非常に重視しており、相互尊重と平等を原則に、両国の戦略的パートナー関係の一層の発展を推進していきたい。中国と中東欧諸国の協力、中国とEU加盟国との関係発展を促進するためにポーランドが貢献するよう期待している」と述べました。

　トゥスク首相は、「去年、我々はブカレストで会談し、ポーランドと中国の関係深化と両国の協力について多くの共通認識に達した。ポーランドは中国と共に努力して、両国関係の発展、中東欧諸国と中国の協力でさらなる成果が上がるよう推進していきたい」と述べました。

　また、トゥスク首相はウクライナ情勢に対するポーランドの見方を話しました。李首相は中国の原則的立場を述べたうえで、「ウクライナ情勢は非常に微妙であり、政治的に解決すべきだ。各方面が冷静さと自制を保ち、法的枠組み内での対話と交渉を通じて相違を政治的に解決するよう呼びかける。中国は国際社会と共にウクライナ危機の政治的解決を推進するために建設的な役割を果たしたい」と指摘しました。（玉華、大野）