中国民用航空局の夏興華副局長はマレーシア首相中国事務特使の黄家定氏と会談した際、「中国民用航空局は、不明旅客機の捜索を支援するため、専門家グループを派遣することを、マレーシア側が受け入れてくれるよう要望する」と述べました。

　夏興華副局長が13日に明らかにしたところによりますと、中国民用航空局はマレーシア側に四つの提案を打ち出しました。それは、第一、マレーシア側が引き続き捜索範囲を拡大し、捜索に当たっている各方面との協力や情報の分ち合いを強化する。第二、中国民用航空局が専門家グループを派遣し、不明旅客機の救援に技術的支援をマレーシア側に提供することを許可してもらう。マレーシア側が中国人乗客154人の立場から考慮し、中国側のこの考えを受け入れることを期待する。第三、マレーシア民用航空局が中国民用航空局に関連情報を即時に通報し、今、クアラルンプールで関連活動を行っている中国民用航空局関係者に情報を提供するよう提案する。第四、マレーシア民用航空局が関係者を派遣し、北京でマレーシア航空と共に乗客家族の慰問や情報発信活動を進めることを提案するという四点です。

　黄家定特使は中国側の専門家グループ派遣という提案について「今、多くの国がマレーシア側に支援提供を提案しているが、マレーシア側は中国側の要求を優先的に考慮する。マレーシアに戻った後、クアラルンプールに滞在中の中国民用航空局関係者と意思疎通のルートを作る」との考えを表しました。（hj　kokusei）国際・交流へ