中国保険監督管理委員会の項俊波会長は11日、第12期全国人民代表大会第2回会議の記者会見で、「中国では、大規模な災害に対する保険損害補償金が被害の1%にも達していない。保険監督管理委員会は今後、制度設計やテスト実施、立法の推進などを通じて大災害の保険制度を樹立していく」と述べました。
項会長によりますと、海外では、大災害に対する保険損害補償金は通常、経済的損失額の30%から40%を占めていますが、中国ではわずか1%にも達していません。大災害に関する保険制度が樹立されると、政府及び財政の負担が大きく軽減されるということです。項会長は「商業保険をベースにして、政府と市場の役割を発揮させ、保険条件をいち早く打ち出し、政府による支援を要請する」と話しました。(ZHL、山下)暮らし・経済へ
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