ロシア連邦の上下両院議長は7日モスクワで、ウクライナのクリミア自治共和国議会のコンスタンチノフ議長とそれぞれ会談し、クリミア住民の選択を尊重するとの姿勢を示しました。

　下院のナルイシキン議長は、「ウクライナの緊張した情勢に基づいてクリミア議会がウクライナからの分離とロシア連邦への編入を支持する決議を採択したことは、住民の権利と自由の保障だ。ロシアは自身の安全を守るクリミア住民の意思を理解し、クリミアとセバストポリ住民の民主的選択を支持し、クリミア住民の歴史的選択を尊重する」と述べました。

　上院のマトビエンコ議長は、「クリミア住民の意思を具現化したロシアへの編入が決定されれば、われわれは支持する。クリミア議会はロシアへの編入の是非を全住民で決定する権利をもっている」と語りました。 （ジョウ、大野）国際・交流へ