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 ウクライナ、露との国境閉鎖を示唆

2014-03-04 13:23:02     cri    

 『ウクライナプラウダ』の3日の報道によりますと、ウクライナの副首相は、ロシアがウクライナで挑発的な行動をとっているとして、ウクライナ政府がロシアとの国境の閉鎖を考えていることを明らかにしました。

 ロシアがウクライナのクリミア自治共和国へ軍を派遣したことを受け、オバマ米大統領は3日、米国は経済と外交において、全面的な措置を講じ、ロシアを孤立させる考えを示しました。

 これに対して、ロシア連邦議会国際委員会の副委員長は、米大統領が「攻撃的な声明」を発表したため、国際委員会は米駐在大使を呼び戻すことをプーチン大統領に勧めたことを明らかにしました。

 一方、EU加盟国緊急外相会議が3日、できるだけ早くウクライナのクリミア自治共和国の緊迫情勢を緩和することを催促すると共に、今年6月にソチで行われる予定の主要8ヵ国首脳会談(G8)をボイコットする決議を採択しました。

 国連のパン・ギムン事務総長は3日、ジュネーブで「最も重要なのは対話によって情勢を安定させることだ」として、平和的な形でウクライナと前向きなコンタクトを取ることを促し、ウクライナ情勢をエスカレートする行動を取らないよう、ロシアに呼びかけました。

 ドイツのメルケル首相は3日、政府報道官を通じて、ドイツ政府がウクライナとロシアの対話を通じたクリミア情勢の緩和を促す努力をしているとして、政治的な和解が唯一の出口だという考えを強調しました。ウクライナの首都キエフを訪問中の英国のヘイグ外相は3日、ウクライナを「欧州における21世紀最大の危機だ」と表し、ロシアがクリミアに軍を派遣することによって「悪い結果と代価」に直面するに違いないとの考えを示しました。

 中国の王毅外相は3日、ロシアのラブロフ外相と電話会談を行い、当面のウクライナ情勢について突っ込んだ意見交換を行い、ウクライナ危機を善処することは、地域の平和と安定を維持することで重要だということで意見の一致を見ました。中国の外務省報道官は3日、「中国政府がウクライナ問題で、中国の一貫した外交原則と国際関係の基本的準則を堅持すると共に、ウクライナ問題の歴史のいきさつ及び現実の複雑性を考える。中国の立場は客観的で公正、公平かつ平和的なものだ」としました。(ヒガシ) 国際・交流へ

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