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 中国外務省、百田氏の南京大虐殺否定発言を非難

2014-02-06 10:54:26     cri    


 NHKの経営委員である作家の百田尚樹氏が旧日本軍による南京大虐殺を否定する発言をしたことに関して、中国外務省の洪磊報道官は5日、「日本国内のごく少数の人たちは南京大虐殺という歴史を抹殺し、隠蔽し、歪曲しようと画策している。これは国際的な正義と人類の良識への公然たる挑戦であり、国際社会は高度に警戒すべきだ」と述べました。

 報道によりますと百田氏は3日の演説で、「1938年に蒋介石が南京大虐殺を宣伝したが、世界の国々は無視した。なぜか。そんなことはなかったからだ」と持論を展開しました。

 洪磊報道官は、「南京大虐殺は日本軍国主義が侵略戦争で犯した残忍極まりない罪であり、動かぬ証拠が存在する。これは世界の定説だ」と述べた上で、「日本側が侵略の歴史を正視し、深く反省して、責任ある態度で歴史問題を適切に処理し、実際の行動でアジア隣国と国際社会の信頼を取り戻すよう厳しく要請する」と述べました。

 一方、NHKの籾井勝人(もみい・かつと)会長は5日の参院予算委員会で、就任会見での自身の発言のうち、靖国参拝などの「個人的見解は全部取り消した」と答弁しました。

 籾井会長は1月25日の就任会見で多くの誤りを含む発言をし、日本の有識者やアジア隣国に強く批判されています。慰安婦について、「戦争をしているどこの国にもあった」、「尖閣諸島」(中国の「釣魚島」およびその付属島嶼)や「竹島」(韓国名「独島」)などをめぐる領土問題について、「明確に日本の立場を主張するのは当然のことだ。政府が右と言うことを左と言うわけにはいかない」と述べました。(ooeiei、大野)

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