中国工商銀行は、7億6500万ドルで、南アフリカ共和国の民間銀行大手、スタンダードバンクの商品取引及び為替・株式取引部門の株式60％を取得することになり、初めてイギリスのロンドンで大規模な取引業務を行う中国の国有銀行となります。

　スタンダードバンクは29日、ロンドンに本部がある世界市場部門の株式60%を中国工商銀行に売却することを明らかにしました。一方、中国工商銀行の南アフリカの責任者も、双方がすでに合意したことを明確にしました。

　工商銀行の姜建清総裁は「今回の買収を通じて、工商銀行はスタンダードバンクの子会社の業務プラットフォームや業務モデル及び業界経験を生かし、工商銀行の業務、リスク管理、運営と革新能力をグレードアップし、クライアントの需要を満たせるよう尽力する」と述べました。（ヒガシ）暮らし・経済へ