中国の劉延東副首相は26日午前会議を召集し、H7N9 型鳥インフルエンザの人への感染予防に力を入れ、科学的かつ適切な措置を講じて感染状況の変化に素早く対応し、国民が健康で平安かつ和やかな春節（旧正月）を過ごせるよう求めました。

　これに関連して、劉副首相は5つの提案をしました。第一、感染状況の調査・判断に力を入れ、予防と感染抑制の対策や措置を絶えず整備すること。第二、基礎的な治療能力を高め、重症患者と死亡率を出来るだけ減らすこと。第三、活きた家禽の取引市場や運搬・調達に対する監督管理を強化すること。第四、疫学やワクチンの研究開発に力を入れ、感染の予防と抑制に効果的な技術的支援を提供すること。第五、感染予防の国際交流と協力を強め、関連情報の公表を透明化し、一般社会の関心に応えること。

　また、中国国家衛生計画生育委員会が26日発表した｢H7N9型鳥インフルエンザの人への感染に関する診療方案（2014年版）｣によりますと、現在のところほとんどのH7N9型鳥インフルエンザの感染例は個別感染で、一部に家族内集中感染はあるものの、人から人への持続的感染の証拠はないということです。（０１／２７　Lin、大野）暮らし・経済へ