中国の習近平国家主席は27日、フランスのオランド大統領と祝電を交換し、中仏国交樹立50周年を祝いました。

　習主席は祝電で、｢1964年1月27日、毛沢東主席とフランスのド・ゴール将軍が中仏国交樹立の英断を下し、中国とヨーロッパの新しい時代を切り開いた。両国は共に国連安保理の常任理事国として、世界の多極化・経済のグローバル化・国際関係の民主化を推し進める重要な力だ。両国関係の長期的かつ健全で安定した発展は両国と両国人民の根本的な利益に合致するばかりでなく、世界の平和と発展にも有益だ。国交樹立50周年を契機に、新たな歴史の起点を踏まえ、新しい段階に向かって両国関係を絶えず推し進めてほしい｣と期待を寄せました。

　一方、オランド大統領の祝電は、｢フランスは西側の大国では新中国と大使級の外交関係を初めて結んだ国だ。独立精神と相互尊重、主権保全と多角主義が仏中関係の基本だ。中国と共に国際問題での協調を強化し、世界の多極化を維持しながら、手を携えてグローバルな課題に対応し、仏中関係の更なる発展を推し進めていく｣と述べています。（01／27　Lin、大野）