中国外務省の洪磊報道官は16日、関係各側が慎重に対応し、互いに刺激し合うことなく、朝鮮半島の安定した情勢を維持・強化していくよう呼びかけました。

　洪磊報道官は「朝鮮側は、アメリカと韓国が2、3月に実施する年度合同軍事演習を挑発行為であると表明しているが、これに対して中国側はどう考えているのか」という記者からの質問に対し「中国の朝鮮半島問題での立場は一貫して明確である。我々は朝鮮半島の平和安定を維持し、対話を通じて朝鮮半島の核問題を解決することを主張する。朝鮮半島の平和安定は各方面の共通の責任であり、共同利益にも合致する。当面の朝鮮半島情勢は全体的にまだ脆弱であるため、関係各側が冷静さを保ち互いを刺激せず、当面の安定的な情勢を維持することを期待する」と述べました。（hj　丹羽）