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 「嫦娥3号」の月面軟着陸成功 世界が大きく報道

2013-12-15 14:35:41     cri    

 中国の無人月探査機「嫦娥3号」が14日月面着陸に成功し、中国は地球外天体の軟着陸に成功した3番目の国となりました。これについて、ロシア・アメリカ・ヨーロッパ・インドなどの主要メディアは大きく報道しています。

 ロシア新聞のウェブサイトは地元時間14日夜、「1976年8月24日、旧ソ連の最後の月探査機が月に着陸してから37年、このような快挙を成し遂げた国はなかった。ロシアの専門家は、『嫦娥3号』の月面着陸は、もともと宇宙開発に壮大な志を持つ中国の新たなカンフル剤となったと評価している」と伝えました。

 AP通信は、「『嫦娥3号』の月面着陸の成功は、ここ40年で初の月面軟着陸だ。中国はアメリカ・旧ソ連に次いで月面着陸に成功した3番目の国となった。中国の宇宙開発は短期間に大きく前進している。今後10年から20年の間に、アメリカとロシアの競争相手となり、一部の分野では両国を越えるだろう」と報道しました。

 アメリカの『ウォール・ストリート・ジャーナル』は、「『嫦娥3号』の月面着陸成功は、中国の宇宙開発にとって大きな意義がある。中国の宇宙開発が進展していく一方で、アメリカの宇宙開発費は削減されている。アメリカ国防省の関係者は、中国が宇宙開発の成果を軍事力の増強に使うことに懸念を示している」と伝えています。これに対して中国政府の関係者は、「中国の宇宙開発は平和目的のために用いられる。中国は他の国との協力を望んでいる。また、中国はアジアで唯一宇宙開発をしている国ではない。先月、インドは火星探査機を打ち上げている」と話しています。

 イギリスのBBCは14日、「『嫦娥3号』が月面着陸に成功したことは、中国が宇宙開発で重大な成果を得たことを示している」と伝えました。

 インドの『ヒンドゥスタン・タイムズ』は「嫦娥3号」が月面に着陸した全過程をウェブサイトで伝え、「『嫦娥3号』の着陸成功は、中国が世界の宇宙開発先進国になったことを示しており、中国は宇宙開発分野での自信を深めた」と評価しました。

 インドの『ザ・ヒンドゥー』は、「今回の軟着陸の成功は、中国が地球外天体を探査する能力があることを証明し、中国の宇宙開発技術の急速な発展をはっきり見せた」と伝えました。(劉叡、大野)暮らし・経済へ

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