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北京時間15日早朝、「嫦娥3号」の着陸器と探査車が分離に成功し、月面ローバー『玉兎』が順調に月面に着地しましたが、これにより北京宇宙飛行制御センター内の遠隔操作ホールが正式に運用開始されました。
北京宇宙飛行制御センター遠隔操作ホールには、指令・地形確認・視覚定位・進路計画など10あまりの部署の40席が設けられており、技術者はここで着陸器と月面ローバーの作業状況に対し、全過程にわたる操作と監視を行うことができます。
これまでの宇宙船制御方式とは異なり、「嫦娥3号」の月面着陸後は、地上からの遠隔操作制御方式に切り替え、探査機と月面ローバーを遠隔操作します。中国が地球以外の星に着陸させた宇宙船に対する初の遠隔操作でもあります。
北京宇宙飛行制御センターの周建亮チーフエンジニアによると、進路計画と関連制御の担当者は表示された地形に従って、月面ローバーの進行ルートや一つ一つの行動を指示していきます。「すべてのプロセスは目と大脳の関係のようだ。月面ローバーの頭脳は北京宇宙飛行制御センターの遠隔操作ホールにあると言ってもよい」と話しました。
世界で最も新しい宇宙飛行制御センターとして、遠隔操作の能力を身につけたことは、北京宇宙飛行制御センターの飛行制御能力が新たな飛躍を収めたことを意味します。今後、中国による一連の宇宙探査ミッションの遠隔操作指令はすべてこのホールから発信されることになります。(Yan、大野)暮らし・経済へ
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