アメリカ国際貿易委員会(ITC)は11日、サンセットレビューの裁定を下し、中国から輸入する釘製品に対する反ダンピング税を引き続き徴収することを決めました。

　この委員会の6人の委員はいずれも「中国製釘製品に対する反ダンピング課税を取り消せば、予測できる期間内にアメリカの関連企業に実質的な損害を、引き続きまたは改めてもたらす可能性がある」と見ています。

　アメリカ商務省はこれに先立ち、アメリカの貿易救済措置の手順に基いて反ダンピング課税措置を裁定することを決め、国際貿易委員会もこの日サンセットレビューの裁定を下したことにより、アメリカは引き続き中国などから輸入する釘製品に対し、21.24％から118.04％の反ダンピング課税を徴収することになります。

　中国商務省は、保護貿易主義に反対するという承諾を守り、自由、開放と公正という国際貿易環境を共同で維持し、より理性的な方法で貿易摩擦を適切に解決するようアメリカ政府にこれまで何度も呼びかけてきました。（万）国際・交流へ