中国の劉結一国連大使は、現地時間9日の第68回国連総会で、「海洋と海洋法」というテーマで発言し、海洋と海洋法の各関連分野における中国の立場と主張を表明しました。

　劉結一大使はその発言で、「中国は、国連大陸棚限界委員会が引き続き『国連海洋法条約』とその議事規則に基づき責務を履行し、特にその議事規則の付属文書である『未決の陸地と海洋についての紛争は審議せず』という規定を守り、関連の境界画定案の審議の質とその専門性を確保することを支持する」と述べました。

　劉結一大使は、「中国代表団は、国際海洋法裁判所が、海洋紛争を平和的に解決し、国際海洋秩序を維持し、海洋法を普及する面で引き続き重要な役割を果たすことを支持すると共に、発展途上国能力建設の向上で果たしたその積極的な役割を賞賛する」と述べました。

　劉結一大使はまた、「公海と国際海底区域は国際社会の全般的利益に関わるため、これら区域の海洋生物多様性問題を適切に処理することは、公正で合理的な国際海洋秩序を維持することにとって重要な意義があると中国は主張する」と強調しました。（玉華）国際・交流へ