中国の李保東国連大使は11日、ニューヨークの国連本部で、「中国は『海洋法に関する国際連合条約』(国連海洋法条約)の精神に則り、国際協力と協調を強化すると共に、海洋の平和、安全、開放の保障、各国の共同発展の促進、調和のとれた海洋秩序の構築と維持を提唱している」と述べました。
第67回国連総会はこの日、「海洋と海洋法」を議題に全体会議を開きました。李保東大使は、「中国は一貫して、独立自主の平和外交政策と、『与隣為善、以隣為伴(善意で隣人に接し、隣人を仲間とする)』という善隣友好政策を実行している。島嶼の争いと海洋権益などの国際紛争に対して、中国は以前から、直接の当事国による、『国連海洋法条約』を含む国際法に基づいた友好的な協議と交渉を通じての解決を主張してきた」と述べました。
また、李保東大使は、「中国は責任ある漁業大国として、国際漁業組織の諸活動に積極的に参加し、漁業資源の保護と管理の強化に力を尽くしてきた。今後も各国と共に海洋生物資源の持続可能な利用を実現し、漁業の利益を各国が分かち合えるよう積極的に努力していきたい」と語りました。(玉華、大野) 国際・交流へ
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