デモを主導する野党・民主党は8日投票を通じて、民主党議員は議会から全員辞職し、デモ隊に加わることを決定しました。これで、民主党はインラック政権と全面対立する姿勢を構えています。

　これに対し、インラック首相は8日のテレビ演説で、「もし、大多数の国民が議会の解散を望み、また事態の収拾にもつながり、それによって国が引き続き発展できるならば、議会を解散して、法律に基づいて60日内に改めて総選挙を実施する用意がある」と表明しました。しかし一方、インラック首相は議会解散後、一部の党派が総選挙に抵抗することによりクーデターを引き起こす可能性があるとして憂慮を示し、対話による解決を改めて呼びかけました。さらにインラック首相は「対話でも各側が受け入れられる解決策を見出せなければ、国民投票を実施する」との考えを示しました。（ZHL、Kokusei）国際・交流へ