中国最大のECプロモーション「双11商戦（中国では11月11日は「独身者の日」とされていて、この日にネットショップが大規模なセールを行い消費が増えることから「ネットショッピングの日」とも呼ばれている。）」によるバタフライ効果がまだ続き、注文受付にいとまがない配達会社もあれば、配達ピークを終えた企業もあります。

　宅配会社「申通」のディレクター瀋濤氏は、「申通の『双11』による配達はピークを超えて最終段階に入った」と述べました。その一方で北京EMSの関係者は、「全国各地からの郵便物がいまも北京に輸送されている途中だ。今走行している車両は70－80台もあるそうだ」と語りました。配達係りの話によると、この配達期間はさらに一週間かかり、週末までには終わる見込みだということです。

　19日に行われた中国商務省主催の記者会見で、瀋丹陽報道官は「全国の配達会社は一日にあわせて約6千万個の郵便物を処理しており、この数は昨年の3千万個の倍となっている。幸い輸送とサービスはほぼ正常状態にある。『双11』による取引額は年々多くなり、eコマースのこれからの発展トレンドが伺えるだろう」と述べました。（トントン）暮らし・経済へ