香港特別行政区政府の梁振英行政長官は、11日に「人道的な立場から、もしフィリピン側が支援の要求を出せば、特別行政区政府は順を追って支援活動を決めていく」と表明しました。

　梁長官は、「特別行政区政府は、今週金曜日に立法会財務委員会に4000万香港ドルの資金調達を申請し、NGO・非政府組織を通じてフィリピンの被災者に届ける予定だ」と述べました。なお、この申請を各党派は支持しているということです。

　また香港の新聞『大公報』は「香港とフィリピンとのバス人質事件をめぐり交渉が行なわれているが、このほどフィリピンが強い台風に襲われ大きな被害を受けたことから、、香港特別行政区政府はこれに直ちに反応し、台風による死者に哀悼を示し、負傷者に慰問を表明した」と報道しました。 （殷）暮らし・経済へ