米国議会の上下両院は16日、暫定予算と連邦政府の債務上限引き上げなどを盛り込んだ法案を可決しました。

　現地時間16日午後8時過ぎ、米国議会上院は賛成81、反対18で民主･共和両党が共同で作成した、連邦政府の正常な運行を回復し、債務危機発生の予防を目指す法案を可決しました。また、午後10時過ぎ、下院も同法案を賛成285、反対144で可決しました。

　この法案により、連邦政府の各部門は2014年1月15日まで暫定予算が認められるほか、財務省の国債発行権限が2014年2月7日まで延長されるということです。

　アメリカの立法プロセスによりますと、法案は上下両院で可決した後、大統領の署名を受けて発効します。オバマ大統領は16日夜、「いち早く署名し、連邦政府を再開する」と述べました。（殷、大野）国際・交流へ