アメリカのオバマ大統領は15日、元アメリカ財務長官のローレンス・サマーズ氏のアメリカ連邦準備制度理事会(FRB)の次期議長の選考からの辞退を受諾したと発表しました。
オバマ大統領はその声明で、同日朝、サマーズ氏と電話し、辞退を受諾したと述べた上で、「サマーズ氏はアメリカ経済が1929年の世界大恐慌以来最大の危機に面した時期に、大統領の経済顧問を務めアメリカの経済回復に重要な役割を果たした」としています。
サマーズ氏はこの日大統領に宛てた書簡で「自分が候補になっても、その承認過程は手厳しく、FRB、政府と国家にとって利益にならないだろうとの結論に至った」とその辞退の理由を述べました。
なお、サマーズ氏は次期FRB議長の有力候補とみられていましたが、一部の上院議員がこれに強く反対していました。(牟) 国際・交流へ
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