OPCW・化学兵器禁止機関と国連は16日共同で声明を発表し、「シリア化学兵器問題に関する合同査察団が本日正式に成立した」と明らかにしました。

　同日、国連の潘基文（パン・ギムン）事務総長はOPCWのウズンジュ事務局長と協議した後、、「オランダの女性外交官、シグリッド・カーグ氏を合同査察団の特別調整官に任命する」と発表しました。

　今後、特別調整官としてカーグ氏はOPCWと国連スタッフの現地におけるすべての行動を監督し、潘事務総長とウズンジュ事務局長に報告します。カーグ氏の職場はキプロスに置かれますが、そこが同時に合同査察団の後方基地にもなります。

　また、合同査察団の報道官は16日記者会見し、「OPCWと国連が合同査察団のために設立した補充信託基金が本日、OPCW本部のあるハーグと国連本部のあるニューヨークでそれぞれ発足した」と述べました。（殷、大野）国際・交流へ