化学兵器禁止機関（ＯＰＣＷ）は14日に声明を出し、「化学兵器禁止条約」が当日シリアに発効され、シリアは当機関の190番目の加盟国となったことを明らかにしました。

　化学兵器禁止機関は声明の中で「シリアは9月14日に『化学兵器禁止条約』加盟申請文書を国連に提出した。今月8日から11日にかけて開かれた化学兵器禁止機関の第74回執行理事会会議で、当機関はシリアが『化学兵器禁止条約』に加盟するための申請状況を記録した。関連規定に基づき、『化学兵器禁止条約』は10月14日に発効する」としました。

　オランダのハーグに本部を置く化学兵器禁止機関は1997年5月に「化学兵器禁止条約」の実施の確保を目的に設立されました。現在、当機関はシリア化学兵器の廃棄活動に取り組んでいます。（hj　吉野）国際・交流へ