中国の李克強首相は15日、ハノイでベトナムのグエン・タン・ズン首相と共に中国ベトナム工商業界昼食会に出席し、挨拶しました。

　その際、李克強首相は、「中国ベトナム両国の経済貿易協力の発展は素早く、潜在力も大きい。両国の共同利益は相違より大きいものがある。各自の発展戦略を有機的に結び、市場を導きとし、企業を主体にし、そして導き手としての政府の役割を発揮させ、経済貿易協力をより早く推進していこう」と述べました。

　李克強首相はまた、「今年以来、経済の下降（GDP、PPI、CPIなどが下がること）を前に、中国の経済は安定した発展を収めている。中国の発展は今後、ベトナムと周辺地区に巨大な市場と好機を提供できると信じている」と指摘しました。

　李克強首相はさらに、「中国ベトナム両国は、協力を現実的な成果に変えることに共に努力していくべきだ。企業家たちは大いに腕前を発揮し、実務的協力の新しい局面を作り、両国の新しい協力、新しい発展、新しい突破により大きな貢献をするよう希望する」と語りました。

　これに対して、ベトナムのグエン・タン・ズン首相は、「経済貿易の協力は両国友好の重要な支えであり、発展の好機でもある。今回の訪問で達した合意は、両国の各分野での協力に重要な基礎を作り上げた。ベトナムは中国企業のベトナム進出に条件を提供し、協力を通じて両国の友情を更に緊密なものにしていきたい」と述べました。（オウギ）