「2013中国国際楽器展示会」が10日、上海で開かれました。中国の楽器業界の売上高の成長率が過去10年間で、300％以上増加し、市場規模も2012年には400億元（約6400億円）に達し、2年連続でアメリカを超え、世界最大の楽器市場となっています。

　中国楽器協会の曾沢民事務局長によりますと、アメリカの楽器市場の規模はここ数年、66億ドル前後で推移しています。中国の楽器市場の規模は2011年に初めてアメリカを超え、2012年にはその差がさらに拡大し、中国が世界に注目される最も大きな楽器市場となりました。

　2012年、中国から輸出される楽器は4.85％の伸びで、輸入が11.42％の増加となっています。曾事務局長は「世界において、中国が重要な楽器の生産国であり、消費国であることを示している」と述べました。（牟）暮らし・経済へ