中国の崔天凱駐米大使は17日にワシントンで、中米の軍事関係の進展を高く評価し、「両軍は前向きでポジティブに対話をしている」としました。また両国の協力は、より戦略性かつ先見性を備えるべきだと指摘しました。

　米シンクタンクの大西洋評議会（アトランティック・カウンシル）が17日に「中米協力・世界の未来の鍵」と題した報告書を発表しました。発表会に出席した崔大使は挨拶の中で、これまでの６ヶ月間の中米関係の進展を振り返り、「両国は衝突と対立を避け、相互尊重と互恵共栄を目指し、軍事面においては非常に綿密かつポジティブで、前向きな対話を行ってきた」と述べました。そのうえで「今後の中米協力はより戦略性と先見性を備えるべきだ。より大きな共同利益を求め、互いの関心事を尊重しなければならない。中米の間には食い違いや衝突がありうるが、これらを適切にコントロールし、中米関係を規定の軌道から外れさせないよう努力すべきだ」と語りました。（ZHL、吉野）国際・交流へ