中国の習近平国家主席は、5日から6日にかけてロシアのサンクトペテルブルクで開催されたG20サミットに出席し、演説を行いました。これについて、中国の王毅外相は「習近平主席が打ち出した主張は各国に認められ、中国の発言権を表した」と評価しています。
王毅外相は「習近平主席が演説で打ち出した多くの見方や提案が、サミットで発表された『首脳宣言』に盛り込まれた。これは、中国の発言権を表し、世界経済における中国の地位や役割を高めることになった」と述べました。
王外相によりますと、習主席は中国経済の見通しについても説明をしましたが、それを聴取した各国の首脳は、中国が改革開放を堅持する決意と強い措置を認識したということです。
習近平主席はまた、シリア問題について中国側の立場を表明し、「国民や歴史、国際社会に責任を持つ態度で、国連憲章や国際関係の基本原則に基づき、政治的手段を通じてシリア問題を解決するという正しい方向を堅持すべきだ」と強調しました。王外相は「習近平主席のこの発言は、平和と公平性を守るという中国の外交原則を表した」と述べました。(鵬)
| ||||
© China Radio International.CRI. All Rights Reserved. 16A Shijingshan Road, Beijing, China. 100040 |