ブルネイで開かれているASEAN（東南アジア諸国連合）拡大国防相会議出席した中国の常万全国防相が28日、スリブガワンで米国のヘーゲル国防長官と会談を行いました。

　席上、常国防相は「両国は、二国間の防務・軍事関係を発展させると同時に、多国間協議の場における対話と意思疎通を保ち、相互信頼を絶えず深め、これをもって両国軍隊の関係を促していかなくてはならない。多国間という枠組みのもとに、災害救助、テロ取締り、平和維持などの分野で実務的な協力を行い、地域内の非伝統的な安全脅威に対応する能力をともに強化していくべきだ」と語りました。

　これに対し、ヘーゲル国防長官は、「両国の国防部門と軍隊のトップが交流を強化するのは重要なことであり、各種ルートを通して、中国と連携を強化していきたい」と述べ、両国の軍事関係が絶えず発展できるよう期待しました。

　双方は、またホットな問題についても、意見を交わしました。（イツゴウ）