国連のアントニオ・グテーレス難民高等弁務官は23日、シリアの子供を苦境から救うため、シリア及びシリア周辺諸国で活動している人道主義機関への支援を拡大するよう、国際社会の一致団結を呼びかけました。

　国連難民高等弁務官事務所（UNHCR）と国連児童基金会が23日にジュネーブで行った会見によりますと、国内での衝突で、やむを得ず故郷を離れ、難民になったシリアの子供は100万人を超えています。そのうち、11歳以下が約74万人にのぼり、シリア国内でも200万人以上の子供が住む家をなくしています。

　グテーレス難民高等弁務官は「これらの子供を守るため、国連難民高等弁務官事務所、国連児童基金会及び他の国連機関、NGOなどが取り組んできたが、更なる力強い応援をしてもらいたい」と述べました。（ZHL、山下）　国際・交流へ