エジプトの治安部隊はカイロ市中心部に位置するモスクに発砲し、中に避難していたデモ参加者を排除しました。同じ日、エジプト暫定政府のベブラウィ首相は「ムスリム同胞団」の解散を提議しました。

　ムルシ支持派は前日の「怒りの金曜日」デモで治安部隊と衝突し、一部が付近のモスクに避難していました。治安部隊は16日夜から17日午前までにモスクに集結し、午後発砲したものです。

　エジプト当局によりますと、17日までの掃討活動と連日の衝突で800人近くが死亡し、5000人以上が負傷したということです。現在の深刻な情勢と持続的な暴力衝突を鑑みて、エジプト暫定政府のベブラウィ首相は「ムスリム同胞団」の解散を提議しました。（ヒガシ、大野）

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