中国国家国防科学技術工業局は15日、北京時間7月14日午前1時に月探査衛星「嫦娥2号」が地球から5000万キロの地点に到達したと発表しました。衛星の状態は良好で、さらに遠くへと向かっているということです。

　「嫦娥2号」月探査衛星は2010年10月1日に発射され、2年以上現役として任務を担っています。「嫦娥2号」は中国で最も遠い「宇宙遠征」を行っており、到達高度を絶えず更新しています。最長の飛行距離は約3億キロに到達すると予想さています。

　国防科学技術工業局によりますと、今年の下半期に「嫦娥3号」の月面着陸任務を実施する予定で、、これが実現すれば、中国にとっては初の地球以外の天体への軟着陸となります。着陸機のホバリング、障害回避、降下、および月面探査を行うということです。（トントン、NM）暮らし・経済へ