シリア反体制派の代表組織「シリア国民連合」は3日間に渡って非公開で協議した結果、現地時間6日午後トルコのイスタンブールで、投票によりアフマド・ジャルバ氏を新しい議長に選出しました。

　専門家は、「シリア反体制派内部は長期的にサウジアラビア、エジプトのムスリム同胞団、カタールがそれぞれ支持する3派に分かれ、派閥間の紛争で、『シリア国民連合』はずっと統一した有効な連合になっていなかった。ハティブ前議長は内部の矛盾を調整できなかったため、今年5月に辞任した」としています。

　今回の会議に出席した主な代表はシリア反体制派の10余りの政党と「自由シリア軍」のメンバーです。新しい指導者を選出したほか、シリア危機の政治的解決案を検討するのも重要な議題となっています。（玉華、大野）国際・交流へ