中国で全国核緊急対策宣伝ウィークが3日にスタートしました。これに先立ち国務院は6月30日に「国家核緊急対策マニュアル」の改訂版を発表し、核事故が発生した場合、情報公開の原則に従っていち早く社会に正確な情報を発表することを要求しました。

　今回の改訂版マニュアルは、ここ数年の国内外の核緊急対策の活動をまとめた上、各レベルの核緊急対策指揮者の責任を新たに明確にしました。また情報の報告と発表プロセスを規定しました。

　このマニュアルは中国国内の核施設及び関連核活動によって起きた核事故に適用されるほか、核燃料の運輸中の事故や核関連の宇宙船の墜落事故などにも適用されます。（白昊、吉野）暮らし・経済へ