世界保健機関(WHO)が11日にジュネーブで発表したところによりますと、これまでの20年間で中国の結核病の死亡率は80%近く下がり、死亡者数は1990年の21万6000人から2010年には5万5000人に減少しました。また、結核病の罹患率も半分に下がったということです。
世界保健機関の結核病の予防と治療を担当する中谷博樹事務局次長は、「中国、インド、ブラジルなどの国が結核病の予防と治療で大きな成果を挙げたことにより、世界の結核病患者の数は減少し、結核病で死亡した人の数は10年来の最少となった。1990年から2010年までの期間に、世界の結核病の死亡率は40%下がった。アフリカ以外の地域は、2015年までに結核病の死亡率を1990年の半分に引き下げるという国連ミレニアム開発目標を実現できるだろう」と述べました。
中谷博樹事務局次長は、同時に、ある程度の前進を認める一方で、結核病の予防と治療事業においては「少しの余念もあってはならない」と強調しました。(李陽、中原)暮らし・経済へ
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