2日、ブルネイの首都・バンダルスリブガワンで行われたASEAN地域フォーラム閣僚会議(ARF)で、黄岩島と仁愛礁が占拠されたというフィリピン代表の発言について、中国の王毅外相は中国政府の厳正な立場を表明し、「南海問題は当事国の直接交渉で解決すべきだ」と強調しました。
王毅外相は南海問題の経緯を説明した上で、「南海問題における中国の立場には十分な歴史的根拠と法的根拠があり、歴代政府に堅持され、幅広い中国国民の支持を得ている。中国の国家主権と海洋権益を守る決心は揺るがない」と強調しました。
また「南海情勢は全体的に安定しており、航行の自由に影響はない。開会期間中、ASEAN諸国の代表と共に南海問題について意見交換した。中国とASEANの関係は全面的であり個別の問題が友好協力の大局に影響を与えてはならないという認識で一致した」と述べました。
多くの外相は発言の中で、中国とASEANが共に南海海域の安定維持で収めた成果を高く評価し、当事国の直接交渉による南海問題の解決という中国の主張を支持する意向を示しました。(万、吉野)
| ||||
© China Radio International.CRI. All Rights Reserved. 16A Shijingshan Road, Beijing, China. 100040 |