イスラエルのネタニヤフ首相は21日、「イスラエルとパレスチナは前提条件のない状況の下で、直接交渉を再開すべきだ」と改めて強調しました。
アメリカの斡旋で2010年9月、ネタニヤフ首相とパレスチナのアッバス大統領がワシントンで直接的な和平交渉を行いましたが、イスラエルが入植地の建設凍結の延長を拒否したため、結果が出ないまま終わりました。その後も、パレスチナ側は、ヨルダン川西岸地区と東エルサレムでのイスラエルによる入植地建設の停止が、和平交渉再開の前提条件の1つとしています。
ネタニヤフ首相は同日、米紙「ワシントン・ポスト」を通じて、「これまでの4年間、前提条件のない状況の下での和平交渉の再開を堅持してきた。前提条件は平和を破る『最速の手段』だ」と強調した上で、「双方の衝突の核心は、パレスチナ側が周辺のユダヤ人国家を認めないことだ」と言う考えを示しました。(万、山下)
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