レバノンのスライマーン大統領は12日、ベイルートで談話を発表し、シリア軍による領空侵犯を非難しました。
スライマーン大統領は「シリア軍ヘリコプターが同国との国境にあるレバノン北東部の町アルサルを攻撃したことは、レバノンへの主権侵害である。レバノンは主権と国民の安全、社会の安定を守るために必要な措置をとる権利をもっている」と強調しました。
レバノン大統領府は声明で「シリア軍によるアルサルへの空爆はレバノンの領土を侵犯し、主権を侵害した。これはレバノン国民の安全と社会の安定を脅かし、かつ国際条約に違反している」と非難しました。
レバノン軍の発表によりますと、シリア軍ヘリコプター1機が12日午後レバノン領空に侵入し、アルサルにロケット弾2発を撃ち込みました。これによって現地住民1人が負傷したということです。 (ジョウ、高橋)国際・交流へ
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