0609新闻第一条
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中国の習近平国家主席は8日米カリフォルニア州で、米のオバマ大統領と2回目の会談を行いました。両国首脳はそれぞれの国内の経済情勢や経済政策、そして、中米間の経済関係について突っ込んだ意見交換を行いました。
この中で習近平国家主席は「経済関係は一貫して中米関係の重要な礎だ」として、アメリカが責任あるマクロ経済政策を講じ、米国内の金融政策が外部へもたらす影響に注目しながら自由貿易を続け、保護貿易主義に反対し、ハイテク製品の対中輸出に対する制限を緩和すると同時に、中国企業のアメリカ投資に公平な環境を作り、中国の在米資産の安全を確保して、中国とともに中米関係の新しい局面を切り開いていくことに期待する」とした上で、双方向の投資やエネルギー、インフラ整備、地域協力など両国の経済発展で総合的で戦略性のある分野を重点に協力を強化することを提案しました。
オバマ大統領との二日間にわたる会談について習主席は「今回の会談は中米両国の政府改選以来、初めてのコンタクトと交流で、両国ハイレベル往来の初めての試みでもある」として、「この二日間、双方は中米間の新しい大国関係をテーマに両国関係や国際・地域問題について率直な意見交換を行い、一連の共通認識に達した。会談を通じて、中米が戦略的な意思疎通と相互信頼を強化し、新しい大国関係の構築を推進すると同時に、アジア太平洋地域と世界の平和、安定、繁栄を共に促していくという前向きなシグナルを、両国国民及び国際社会に発信した」とした上で、「新しい情勢の下で、中米関係には進取と発展、中米協力には開拓と革新、中米両国には相互尊重と互いの寛容さが必要だ。中米双方は終始、戦略的知見を持ち、前途を長い目で見据え、正しい方向を把握し、地道に新しい大国関係の道を歩みだしていく」という考えを示しました。
これに対してオバマ大統領は「米中間の幅広い経済関係は両国の安定と繁栄に繋がり、世界経済にも多大で前向きな影響を及ぼすだろう」として、「アメリカが中国企業のアメリカ投資を奨励し、ハイテク製品の対中輸出への制限緩和のための措置を講じて、中国と共に経済貿易、エネルギーなどの分野で協力を強化していきたい」と述べました。(ヒガシ)
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