習近平国家主席は1日、トリニダード・トバゴの首都、ポートオブスペインで、カルモナ大統領と会談しました。

　席上、習主席は、「両国は、遠く離れているが、両国国民は、厚い伝統的な友好を持っている。トリニダード・トバゴは、最も早く中国と国交を樹立したカリブの国の一つで、中国の核心的利益に関する問題で、一貫して中国を支持してきた。1971年、中国の国連での代表権の回復でも、トリニダード・トバゴは賛成の票を投じた。こうしたことを中国は決して忘れない」と語り、「トリニダード・トバゴは、国家主席就任後に始めて訪問するカリブの国で、ラテンアメリカとカリブ訪問の最初の国でもある。今回の訪問を通して、両国の友好を深めていきたい」と語りました。

　カルモナ大統領は、「1974年にトリニダード・トバゴは、中国との国交樹立を決めた。これが、将来を見通す決定だったことは歴史が証明している。両国の交流で、多くの成果を収めてきた。中国は、トリニダード・トバゴで沢山の重要な建設プロジェクトを担当し、経済と社会の発展を促し、現地の住民にも利益をもたらしている」とし、「今後、中国との交流を深め、経済貿易、エネルギー資源、環境保護などの面で新しい協力を繰り広げたい。人文交流も強化し、孔子学院の設立を歓迎し、互いに留学生の派遣を奨励し、相互理解と友好を深めたい」と語りました。（イツゴウ、志摩）