インドのＮＤＴＶ（ニューデリー・テレビジョン）公式ウェブサイトの26日付の報道によりますと、インドのシン首相が27日に日本を訪問します。今回の訪問では原子力協定交渉が主な議題だということです。

　2011年3月に起きた日本の福島第１原発事故により、両国の原子力協定交渉は中断されていましたが、今回はシン首相が訪日し、安倍晋三首相と再び協議します。このほか、安全保障も両首脳が関心を寄せる重要な問題となっています。

　インドのランジャン・マタイ外務次官は記者に対して、「インドと日本の原子力協定交渉はある程度の進展を遂げたものの、最終的な協定締結には至ってない」とし、「安全問題が依然として原子力協力の重点中の重点だ」と強調しました。(ZHL、吉野)国際・交流へ